トレードを行う上で損切と同じくらい大切なことが利確のタイミングです。そこでどのくらいの値幅が期待できるか予測する方法の紹介です。必ずこれらのどれかの動きをする訳ではなく、あくまで目安になりますが、「利益が出ていたのに結局含み損になって損切してしまった」という方や「そもそもどこで利確したら良いのかわからない」という方は参考にしてみてください。
・値幅計算
・水平ライン(レジスタンスライン)
・チャネル
・フィボナッチリトレースメント
などいろいろなものがあります。
値幅計算
チャート例
ポンド円1時間足。10月22日から始まった下落相場。10月30日を底に、11月3日にかけて三角持ち合いで値幅が収束した状態。この時点での定石としては、三角持ち合いを抜けた方向についていくトレードになります。
水平ライン
何度も意識されている価格帯や長いヒゲを付けた価格帯に「水平ライン」または「水平レイ」を引きます。何度も意識されているラインほど固いレジスタンスラインになる事を覚えておきましょう。
チャネル
同じ角度の線を二本引いた線をチャネルと呼びます言います。価格は、ある一定の値幅を推移し易いといった性質があります。この場合、チャネル上限でショートポジションを持ち、チャネルの中央または下限で利確を入れながらトレンドをフォローしていく方法です。
フィボナッチリトレースメント
フィボナッチとは、数学者のフィボナッチさんによって有名になった黄金比と呼ばれる数列の事です。それをトレードにも活かそうと考えられました。その中もよく使われているものがフィボナッチリトレースメントです。使い方は、高値と安値の値幅にフィボナッチ比率をかけて黄金比である、23.6%、38.2%、61.8%、76.4%に引かれたラインが利確目標(押し目買い、戻り売り)となります。