3BETとは誰かしらのオープンレイズに対して更にリレイズすることを指します。
オープンレンジやコールレンジを覚えてポーカーに慣れてきた人にとって次のステージに進むために必要なのが3BETの考えた方になってきます。
3BETを行う目的
3BETを行う目的はは以下の通りになります。
- 自分より弱いハンドに対するバリューを稼ぐ
- 自分と同等又は強いハンドをフォールドさせる
3BETはバリューにもブラフにも使えるため上のレートを目指す人にとっては必ず身につけなければいけないスキルなのです。
3BETをバリューに使う場合(バリュー3)のメリット
- 強いハンドでプリフロップからポットを大きくすることにより得られるチップを増やす
- マネープレッシャーをかけられる
- オーバーコール(コールすべきではない場面でのコール)へのエクスプロイト
- ブラフで行う3BET(ライト3)を有効性を確保できる
- アグレッションが得られる
などが挙げられます。
3BETをブラフに使う場合(ライト3)のメリット
- フォールドエクイティ(相手をフォールドさせることによる期待値)の確保
- マネープレッシャーをかけられる
- オーバーフォールド(フォールドするべきではない場面でのフォールド)する相手へのエクスプロイト
- バリュー3の有効性の確保
- アグレッションが得られる
などが挙げられます。
3BETを行わない、又はプレミアハンド(AA.KK.QQ.AK.66)でしかしない場合これらのメリットを捨てているのです。(66はセットになりやすいという検証結果があるのでプレミアに入っています※諸説あり)
3BETをする場合の注意点
次に3BETをする場合の注意点を挙げていきます。
オープンレンジ表やコールレンジ表と同じように3BETレンジ表もあるので丸暗記できる方は読み飛ばしてください🦑
3BETする上での注意事項
- 基本は強いハンドでする
- 強いハンドの一部にスーテッドコネクト(56など)やポケット(77など)、Axを混ぜる
- 頻度は5%〜10%にする
- 自分がIP(フロップ以降のアクション順が後)の場合3倍以上
- 自分がOOP(フロップ以降のアクション順が先)の場合4倍以上
- 自分の後にアクションを控えている人数が多いほどコールではなく3BETをする
- 強いハンドの一部を3BETせずにコールに止める
- 頻度はハンド選択で調整する
などがあります。一つずつ解説していきます。
基本は強いハンド
強いハンドにマージナルなハンドを混ぜることによって3BETの効果が高まります。気分やノリでやることがないようにしましょう。
一部マージナルなハンドを混ぜる
強いハンドでしか3BETしない場合、相手に悟られると全て降りられてしまいます。3BET頻度も少なくなるため相手に脅威を与えることもできません。マージナルなハンドで3BETをコールされるなのが怖いというあなた!問題ないです🦑こちら側のレンジ(持っている可能性のあるハンドの種類)が強いためフロップ以降も有利に立ち回れる可能性が高いです。
頻度は5%〜10%
3BETレンジ表の適正値がこの範囲収まるためです。この範囲を超える場合はエクスプロイトされる原因にもなるので注意が必要です。
IP3倍、OOP4倍
バリューにしろライトにしろこれより少ないとほぼコールされる(オッズがあってしまうためです)OOPの方が多いのはポジション的に不利なためフォールドエクイティの確保に重点を置いているためです。
アクションを控えてる人数が多いほど3BET
後ろにアクションを控えてる人数が多いのにコールしてしまうとどうしても参加人数が多くなりがちです、そのためポジションが悪いほど3BETする優位性が高まります。HJまではほぼコールレンジはありません
強いハンドをコールに混ぜる
強いハンド全てで3BETしているとコール=弱いになってしまうので一部強いハンドをコールに止めることによりコールでも優位性が高まります。
頻度はハンドで調整する
気分で3BET率を調整するとどうしても偏りが出てきてしまいます。特にティルトしている時はひどい目に合いやすいです。
以上が私が3BETをするときに意識してることになります。無料Discordでハンド検証などもやってるので興味のある方は下記リンクから是非遊びにきてみてくださいー