

勝ち申した!
元来素直で努力家のぱおにゃんは、ポーカーをこつこつプレイしました。
成長を実感しては負けを何度も何度も繰り返し、3ドルまで減った資金を130ドルまでふやすことにせいこうしました。

えらい!

わーい!
しかし、そんな時歯車がふと狂います。

あーやられた!今のは取り返さないと…
驀進連勝街道がストップし、アンラッキーで資金を少し減らしたぱおにゃん。
今まで地道に戦っている時には影を潜めていた、メンタルブレイクが突如やってきます。

ついてない!イライラする!取り返さないといけないのに!
いつの間にかいい加減なプレイや、普段しないミスが積み重なっていきます。

うわー!助けて…
気が付けば視界はぐるぐる、神に救いを求めます。
神さまどうか、どうか、k(JASRACの壁)
多様な価値観の時代、神の定義は様々です。
具体性に欠ける願いの前に当然神は来ません。
ついに精神の安定を保てなくなったぱおにゃん。
そんな彼のもとにあいつがやってきます。

やあ、また会ったね

お、おまえはティルト!
そうティルト。
かっとなって理性を失った、いわゆるやけくそメンタルの人にしか見えない神です。
ぱおにゃんの願いに応えてきたのは、神は神でも疫病神でした。
米津玄師が憎い、心の底からぱおにゃんは思いました。

ぱおにゃんよ、何を学んできたのです。
君がすることは何ですか?
ムキになってレートを上げることですか?今までのプレイを雑にすることですか?

はっ!そうだ!
ぱおにゃんは気が付きました。
今まで勝てるようになったのは、雑な運勝負に逃げずにコツコツ勉強し、コツコツやってきたからです。

それで…いいのです

ちっさいレートから僕やり直すよ!ありがとうティルト、ごめんな米津玄師!
ようやく自分を取り返したぱおにゃん。
彼の逆襲がはじまるのであった。
次回「ぱおにゃん死す」
デュエルスタンバイ!

そうならないように勝ち申す!