
ぱおにゃん
そうだ、 口座を開こう
FXをするためには証券口座が必要です。
早速証券口座開設の手続きを行い、取引の準備を整えました。
しかしいきなり大量の取引で大損をするのは怖かったので、
最小取引量の1000通貨から始めることにしました。
取引する通貨が1円(100pips)動くごとに利益・損失が1000円ずつ変動する程度です。
彼自身の1年分の年収に匹敵する金額を投入しているので、元手は十分、
とても安心して取引を行うことが出来ると思ったのです。
変動する価格に怯えながら操作方法を確認していきます。
何度か売買を繰り返すうちに、段々慣れてきました。

ぱおにゃん
そうだ、取引量を増やそう
彼は更なる利益を求めて、取引量を突然10倍に増やしました。



1000通貨から一気に1万通貨です。
利益・損失が 1万円ずつ動くようになりました。
驚愕の取引増加量です。
さて、そもそも彼はいかにして利益を出していたのでしょうか?
それは至極単純な方法で
「売買したら、利益が出るまでひたすらそのポジションを持ち続ける」
という禁断の秘術でした。
そこにはリスクヘッジなどといったものは存在せず、
いつか価格が大きな変動を引き起こすと、口座の金が全て消し飛んでもおかしくない、という極めてリスキーな手法だったのです。
そうとも知らず、のんきに惰眠を貪りながら、
目覚めと共に時々口座を眺めて含み益(一時的に利益が出ている状態)を眺めては、
ウッキウキしていました。

ぱおにゃんの脳内
やったー! 寝てる間にお金が増えてるー♪
そんな取引を繰り返す彼はある日思いました。

ぱおにゃん
取引するのに根拠が欲しい…
その方が何かカッコイイ…
次回 第3話「移動平均線攻略!~にわか投資家の失敗~」
養分の歴史がまた1ページ…