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養分英雄伝説第2話 「相場との戦い~寝てたらお金が増えていた~」

ぱおにゃん
ぱおにゃん

そうだ、 口座を開こう

FXをするためには証券口座が必要です。

早速証券口座開設の手続きを行い、取引の準備を整えました。

しかしいきなり大量の取引で大損をするのは怖かったので、

最小取引量の1000通貨から始めることにしました。

取引する通貨が1円(100pips)動くごとに利益・損失が1000円ずつ変動する程度です。

彼自身の1年分の年収に匹敵する金額を投入しているので、元手は十分、

とても安心して取引を行うことが出来ると思ったのです。

変動する価格に怯えながら操作方法を確認していきます。

何度か売買を繰り返すうちに、段々慣れてきました。

ぱおにゃん
ぱおにゃん

そうだ、取引量を増やそう

彼は更なる利益を求めて、取引量を突然10倍に増やしました。

1000通貨から一気に1万通貨です。

利益・損失が 1万円ずつ動くようになりました。

驚愕の取引増加量です。

さて、そもそも彼はいかにして利益を出していたのでしょうか?

それは至極単純な方法で

「売買したら、利益が出るまでひたすらそのポジションを持ち続ける」

という禁断の秘術でした。

そこにはリスクヘッジなどといったものは存在せず

いつか価格が大きな変動を引き起こすと、口座の金が全て消し飛んでもおかしくない、という極めてリスキーな手法だったのです。

そうとも知らず、のんきに惰眠を貪りながら、

目覚めと共に時々口座を眺めて含み益(一時的に利益が出ている状態)を眺めては、

ウッキウキしていました。

ぱおにゃんの脳内
ぱおにゃんの脳内

やったー! 寝てる間にお金が増えてるー♪

そんな取引を繰り返す彼はある日思いました。

ぱおにゃん
ぱおにゃん

取引するのに根拠が欲しい…
その方が何かカッコイイ…

次回 第3話「移動平均線攻略!~にわか投資家の失敗~」

養分の歴史がまた1ページ…

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